リンパケア・リンパマッサージについて

【アロマ013】リンパケア・リンパマッサージについて

人気の記事
いいね 10
リンパケア・リンパマッサージについて

リンパとは

リンパとは、静脈に沿って体中に張り巡らされているリンパ管とその中を通っている体液をリンパ液、その通り道にある中継地点をリンパ節といい、それを総合してリンパといいます。
リンパは細菌や異物を除去したり、老廃物の回収・排泄をする役割があり、体の浄化や免疫機能に深く関係しています。
リンパの流れは心臓のようにポンプがないため、体を動かし筋肉を使うことでリンパの流れを作り出します。
そして、リンパ管の中継地点にあるリンパ節は全身に800個近くあるといわれ、耳の下、顎の下、鎖骨、腋の下(脇の下)、腹部、鼠径部などにはたくさんのリンパ節が集中しています。リンパ節の中は細かい網目状のなっていて、細菌などの異物をろ過、除去し、全身に回らないように浄化しています。リンパ節が腫れる時は、感染症などの病気で体内に侵入した細菌やウィルスに対抗して、白血球が戦っている状態です。
 

リンパの流れ

リンパの流れは周囲の筋肉の動きによって、ゆっくり流されています。一日中立ち仕事の方、またはデスクワークで座りっぱなしの方、長時間同じ姿勢を続けていると、リンパの流れが悪くなり、代謝の低下で余分な水分が滞り、むくみや冷えを引き起こすことがあります。そのため、適度な運動で全身の筋肉を動かし、リンパの働きを活性化することが重要です。運動不足は筋肉の働きが弱くなり、リンパの流れが滞り、老廃物が溜まりやすくなり、リンパの働きも弱くなります。代謝が落ち太りやすくなったり、免疫力が落ち細菌やウィルスの除去が弱くなり、病気になりやすい体になることもあります。
リンパは体の健康を守るため、免疫重要な働きをしているのです。
 

リンパマッサージ・ケア

適度な運動は続けないと意味がありません。そこで、リンパへ外部刺激を与え、リンパの流れを促すことで、リンパの働きを活性にさせることができます。これがリンパマッサージ・リンパケアです。
全身に800個のリンパ節があるのですが、その中でもリンパ節が密集する箇所はリンパ節でも重要な場所になります。その重要なリンパ節を意識して、その中継地点に向かって老廃物を流し込むイメージでマッサージ・ケアを行います。マッサージといっても揉む必要はありません。さすったり軽く押したりする程度で優しく行います。
 

主なリンパ節

リンパ節の場所

◎鎖骨リンパ節
鎖骨にあるリンパ節です。体内の老廃物がここに集められ、リンパの出口であることから、一番大切なリンパ節といわれています。鎖骨リンパ節のリンパの流れを良くしておく必要があります。
 
◎顎下(がくか)リンパ節
首の上の方にあり、あごの下にあるリンパ節です。
 
◎耳下腺(じかせん)リンパ節
両耳の前あたりにあるリンパ節です。頬骨に沿ってリンパ節のある方へ老廃物を流すイメージでゆっくり優しくマッサージをすると、小顔効果があります。
 
◎腋窩(えきか)リンパ節
腋窩とはわきの下のくぼんだところをいい、脇の下にあるリンパ節です。腕・肩・胸のリンパが集まります。二の腕のたるみが気になる方、バストアップをしたい方におすすめのリンパです。
 
◎肘リンパ節
両肘の内側にあるリンパ節です。手や腕のリンパが集中するので、手や腕のだるさ、むくみ、冷えを感じる方におすすめです。
 
◎腹部リンパ節
お腹にあるリンパ節です。腸や子宮の働きが悪い方は、お腹のリンパをほぐしてあげるといいかもしれません。またお腹がぽっこり出ている方にもおすすめです。
 
◎鼠径(そけい)リンパ節
両足の付け根にあるリンパ節です。足のリンパが集中して流れ込む重要なリンパ節です。鼠径部のリンパの流れが滞ると、太ももや腰周りに老廃物がたまって、たるみや下半身太りの原因になることもあります。
 
◎膝窩(しっか)リンパ節
両膝の裏にあるリンパ節です。膝周りから足首のリンパが集まります。膝窩リンパ節に流すことでふくらはぎ・足首のむくみをとることができます。